HTMLファイルをファイルメーカーの「計算式」に変換する


エディタによるHTMLファイルの編集

PageMillで作成したHTMLファイルは通常のテキストファイルとしてYooEdit等のエディタで編集することができる。エディタの全置換機能を使ってファイルメーカーの文字列計算式に変換するための修正を加えることにする。


引用符の変換(からへ)

ファイルメーカーの文字列計算式では、シングルの引用符は文字列の境界と解釈される。文字列中にを使いたい場合はと2つ続けて表記する必要が有る。YooEditでは、下記のように検索文字列と置換文字列を設定して全置換を行う。


画像サイズ指定の削除

PageMillでは、挿入画像の表記に必ず大きさの指定が入ってしまう。ところが、実際に使う画像はファイルメーカーのデータに応じて多彩である。この指定を残しておくと、異なるサイズの画像が無理やり指定サイズに湾曲されて表示されることに成る。従って、特に希望が無いかぎりは画像サイズ指定は無用なので削除していく。今回の例では、挿入箇所は下記の一箇所だけである。


文頭と文末に文字列の区切り()を入れる

ファイルメーカーの計算式でこのHTMLを文字列と認識させるために、HTMLの文頭と文末に、それぞれ引用符()を一つづつ入れる。(この場合はシングルの引用符を使うこと)


改行の挿入

ファイルメーカーでは計算式中の改行は出力されない。計算式に入れる文字列には適時改行コード(全角記号の)を挿入しておくと、出力されたテキストファイルが見やすくなる。

一部のエディタでは改行ごとにを挿入するような全置換機能を備えているので、その機能を使えばPageMillで作られたHTMLと同様の改行パターンを出力することが可能である。