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Mac Image Processing
for the Image Data of FUJI Imaging Plate


PhotoShop 4.0 によるFUJI IP Reader画像の濃度調整

PhotoShop 4.0 で16ビット画像データのレベル調整を行う。


レベル調節画面でのレベルの把握

IP 画像を開いた状態でPhotoShopの画像処理は画像処理はレベル調整だけに限定される(メニュー画面参照)。


また、16ビット画像は理論的には約6万階調から構成されるが、それを8ビット(256階調)として表示するので、図に示すように構造物を可視化することはできない。

「自動レベル調整」

FUJI のIP 画像は実質的には画像データとして12ビット領域(4096 階調)しか使っていない。しかも、データによってその範囲は必ずしも全階調を使っているわけでは無い。そこで、まず Image メニューの Adjust サブメニューから「Auto Levels」を実行し、実質的な階調領域だけを取りだす。

この作業により、画面上にはぼんやりと画像が見え始めるが、この時点ではデータに含まれる階調の一部しか画面上に反映していない。更なる、レベル補正が必要である。

上下のサチュレーション、ガンマの設定

Image メニューの Adjust サブメニューから「Levels」を選択し、入力レベルの最小値、最大値を決める(下図)。このとき、「Preview」を解除してOptionキーを押しながらレベルマークを移動すると、画面上は上下のサチュレーションの境界のみが白黒で表示される(右図)ので、必要部分のレベル範囲を決定するのに便利である。

更に、入力のガンマ値を「0.5~0.8」程度で適切なコントラストが得られる値に設定する。



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