「生物形態資料画像データベース」で使われているデジタル画像は、主に35mスライドフィルムに撮影された写真をKodack社のPhotoCDシステムを用いてデジタル化している。しかしPhotoCD画像は、そのままではWebに載せられるフォーマットでは無いので、画像フォーマットを変換する必要がある。PhotoCD画像は「フォトCYY」と呼ばれるカラー情報を採用し、通常のパソコンで用いられている「RBG」に変換した場合には微妙な色の変化が起こる。多くのPhotoCD対応ソフトでは簡易方式でカラー情報の変換を行っているが、できるだけ原色に近い再現性を持たせるためには、Kodack社から供給されるカラーマネージメントシステム(KCMS)に準拠した色変換が必要である。ここでは、PhotoCD画像をJPEG画像に変換する手続きにおいて、KCMSを採用しかつ簡単に大量の画像変換を行う方式を紹介する。
ここでは、Macintosh OSを用いた手法についてのみ説明する。