PhotoCD画像をWebに載せるまで
(1999.3.18)
はじめに
「生物形態資料画像データベース」で使われているデジタル画像は、主に35mスライドフィルムに撮影された写真をKodack社のPhotoCDシステムを用いてデジタル化している。しかしPhotoCD画像は、そのままではWebに載せられるフォーマットでは無いので、画像フォーマットを変換する必要がある。PhotoCD画像は「フォトCYY」と呼ばれるカラー情報を採用し、通常のパソコンで用いられている「RBG」に変換した場合には微妙な色の変化が起こる。多くのPhotoCD対応ソフトでは簡易方式でカラー情報の変換を行っているが、できるだけ原色に近い再現性を持たせるためには、Kodack社から供給されるカラーマネージメントシステム(KCMS)に準拠した色変換が必要である。ここでは、PhotoCD画像をJPEG画像に変換する手続きにおいて、KCMSを採用しかつ簡単に大量の画像変換を行う方式を紹介する。
用意するもの
ここでは、Macintosh OSを用いた手法についてのみ説明する。
- Macintosh 本体
本校における手続きの試験はStarMax2000(604/200Mhz
PowerPC, 160Mb/2.4G)と、PowerMac G3 MT233 (160Mb/
6Gb)の両方で行った。
- 市販ソフトウェア
- Adobe ImageReady 1.0(デモ版がダウンロード可能)
- シェアウェア、フリーウェア


- Okey Dokey Pro 2.0.3 (フリーウェア、ダウンロード)
- PhotoCD Plug-In for Photoshop 3.0 (Adobe
社から無料ダウンロード可)
PhotoShop
4.0以上のバージョンが有れば不要
- Numberin'Man(ファイル名自動変換ソフト、シェアウェア
2,000円、ダウンロードサイト)
Copyright 1999 by Akira
Kihara