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2006年時点でのナポリの物価

2006年は、日本からの来訪者にはややつらい年となった。年初めは130円台だったユーロが9月くらいには150円に達し、11月現在でも以前として上がり続けている。従って、全ての物価は4月来訪以来10%以上値上がりした事になる。

居住費

家賃は、実に様々である。現在、ボメロの120平米のマンションに居住しているが、家賃が1300ユーロ。もともと、1000ユーロ以内の物件を求めていたが、知人の紹介で成り行き上ここに住む事に成った。1年以上済んだら破産だし、現在でも家計を最も圧迫しているのがこの家賃だ。ちなみに、近所に住む友人のマンションは75平米で月1000ユーロだそうだ。ボメロはナポリでも家賃が最も高い地区で、チェントロのような雑然とした環境で構わないならば、40平米ほどで月500ユーロを切る物件もざらである。ボメロでも、部屋貸しで500ユーロ程度の物件も有るらしいが、その辺はコネ次第で見つかるかどうかと言ったところだ。ただ、いずれにしても、貸家はいろいろな点で家主との交流が多く、不具合の出た場合などは、家主の対応次第で快適さが決まるので、今回のような知人を通じた紹介は、それなりに安心である。実際、2回ほど水道関係の不具合が生じたが翌日には家主が対応してくれている。

ライフライン

水道代:ナポリで唯一安いと言われている水道代。3ヶ月で30ユーロ(月約1500円)

電気代:これは、高いと言われている。2ヶ月で約60ユーロ(月約4500円)

ガス代:4、5、6月で21ユーロ(月約1000円)、7、8、9月で40ユーロ(月約2000円)

ガス温水暖房を使い始めると、電気代とガス代が高く付くらしい。現在の調査で、1時間当りの暖房費が約0.8ユーロに成りそうだ。

食料品

生鮮食料品の価格表示は1kg単位。広告右下のナポリ野菜(1k39セント、約60円)はちょうど芥子菜のような野菜で、炒めて食べると旨い。野菜・果物は一般的に日本の半額程度の感じだ。

魚は、日本よりやや割高である。とは言え、近海物の新鮮さを考えると高いと言うよりも、実際には安い感じすらする。例えば、近所の魚屋でアサリは500グラムで5ユーロ(約750円)。日本だと750円だしてアサリを買う人は余り居ないと思う。しかし、このアサリは大変旨い。大きさも立派で、中身を食するとそれなりの満足感が得られる。そう考えると、決して割高な気はしてこない。
ナポリ湾で獲れるホウボウは、1Kg約7ユーロ。写真の2匹で3ユーロだ。実際には、よく行く魚屋なので、かなりおまけしてくれている感じだ。
肉類は、ほぼ日本と同じ感じだ。ただ、パルマの生ハムは1Kg約24ユーロ。日本の半額以下である。都は言え、決して安い食べ物では無い。チーズ類は概して安い。特に、新鮮なモッツァレッラは500グラムで5ユーロ(約750円)で、価格的には日本の4分の1、しかしその新鮮さを考慮に入れると、他に代え難い代物だ。

その他の食品と日常用品

スーパーの広告を記録してみた。まあ、日本とさほど変わらない事が判るかと思う。

(2006年11月12日更新)