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参考文献

6月:ナポリの樹木

先日ローマで、判りやすい樹木図鑑を購入できたので、ナポリで観察される樹木の特集を組む事にした。

  

2006年4月23日、フロリディアーナ公園(左)2006年5月19日、フロリディアーナ公園(右)2006年6月17日 フォロリディアーナ公園(下
Tilia cordata「フユボダイジュ:シナノキ科」
桜の葉によく似た葉の付け根から細長い葉がでて、その真ん中から花芽が出てくる。4月には、花芽が出始めたのだが、てっきりこれを花と勘違いしてしまい、おかげで5月のツボミを「実」と思っていた。ピンボケだが、右の写真にはうっすら黄色い花弁が見えている。結局、花は見逃してしまったらしい。6月に何とか、花の残骸だけは撮影できたのだが...調べてみると、アジア産の栽培種の様だ。

  

2006年4月28日、コミュナーレ公園(左)2006年5月27日、コミュナーレ公園(右)
Cercis siliquastrum「セイヨウハナズオウ:マメ科」
桜の花のように、葉が生えそろわないうちに、茎から花芽が出てくる。5月下旬に成ると、豆のサヤが紅葉して、再び花が咲いたように鮮やかである。アジア原産種

  

2006年4月15日、フロリディアーナ公園(左)2006年6月17日、フロリディアーナ公園(右)
Coronilla valentina「オウゴンハギの仲間:マメ科」
春にハギの花を見るのも変な気分だ。人の背丈ほどの木本で、くびれの入ったサヤが判別キーの一つらしい。取り合えず和名はついてないようだ。

  

2006年4月16日サンマルティーノ修道院
Magnolia x soulangeana「ソコベニハクモクレン:モクレン科」

2006年4月22日 カポディモンテ公園
Acer miyabei「ミヤベカエデ:カエデ科」カエデとしては葉の形も種子の形も新鮮だったので撮影したが、どうやら日本産らしい。この公園の歴史が200年以上有ることを考えると、いつごろ渡来したのだろうか?
  

2006年4月28日 コミュナーレ公園
Aesculus hippocastanum「マロニエ:トチノキ科」4月にかなり派手な花を咲かせていた。花の形が派手な割には、あまり匂わない花である。

2006年5月31日 道端にて
Bougainvillea spectabilis「イカダカズラ:オシロイバナ科」ブーゲンビレアの花を初めて見た。花の名前を学名で言える数少ない種だ。
  

2006年7月2日、サンマルティーノ修道院近く
Capparis spinosa「トゲフウチョウボク:フウチョウソウ科」
花がややしおれかかっている。雄しべの感じはネムの木を彷彿させるが、雌しべがしっかりと立ち、その先端にケイパーの実がなる。塩漬けや油漬けのケイパーはこの木の実から作られる。

2006年6月27日 コミュナーレ公園
Albizia julibrissin「ネムノキ:マメ科」ブーゲン実験所の庭に一本植えられている。