散歩の足
サンマルティーノ
スパッカ・ナポリ
カポディモンテ
ソレント
フニクラーレ
フニクラーレ2
ローマ
ローマ2
イスキア島
カプリ島
王宮
パエスタム
エルコラーノ
アマルフィー海岸
フィレンツェ観光
街の階段
蚤の市
フレグレイ平野
プローチダ島

エルコラーノ遺跡(ヘルクラニアム)

10月22日(日)ナポリから電車で約20分と、比較的に近場に有るポンペイ時代の遺跡で、西暦79年のベスビオ火山の噴火で埋まった町並みが発掘されている。

エルコラーノの遺跡は、ポンペイよりも保存状態が良く、更にローマ貴族の別荘地だった事も有り、かなり具体的な建物像をかいま見る事ができる。事実、右の写真に見られるように、現在木が植えられているかつての別荘は、発掘現場の裏に広がる現在の町並みと比べても遜色ない感じである。遺跡そのものの広さは、ポンペイの4分の1にも満たないが、密度の高さのおかげで見学にはポンペイと同程度の時間とエネルギーを要する。

ローカル線のチケット

ナポリ市内の公共交通機関は、年間定期券で全てカバーされているが、郊外に出かける時にはチケットを購入する必要が有る。料金のシステムは、ナポリ市内から同心円上に距離を換算して近いところからFiscia2(エルコラーノ)、Fiscia3(ポンペイ)、Fascia5(ソレント)、Fascia7(パエスタム)と数値が上がって行く。片道(180分)と一日券が有り、ナポリ市内と同心円上の料金圏内での横の移動にも使う事ができる。今までは、毎回片道をその都度買っていたが、今回チケットを購入下窓口では「Round Trip(往復)」の意味をキチンと理解してくれたらしく、割安な一日券を発券してくれた。とは言え、移動にかかる費用は日本に比べて遥かに安い。

遺跡のハイライト


柱の復元状態や、壁のフレスコの保存状態が極めて良い。

サウナ風呂の天井の露防止構造や、床のモザイクが生々しく再現されている。

きわめつけはこのブロンズ像。ホントによく保存されていたものだ。

この壁のモザイクは、必ずガイドブックに載っている。

木が植えられた庭を見ると、ちょっとの補修ですぐに住む事ができそうな感じだ。

ポンペイに比べて通りは狭い

感想

何だか、半年滞在してようやく思った通りに移動できるような気がしてきた。現地で見学後にバールで食べたサンドイッチがとても美味しかった。パンをその場で開いて、ややスモークのかかったスライスチーズと、ハムとトマトを入れて、バターの代わりにオリーブオイルをかけただけのサンドイッチだが、一口かむ程に美味さが高まり、結局ビッグマックの2倍は有りそうなハムチーズサンドを平らげてしまった。