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ナポリの蚤の市(Flea Market:フリマ)

ナポリの至るところに、朝市のような路上商店街が有る。公設市場的なマーケット(マルカティーノ)と呼ばれている。アフリカ系移民や、中国系移民がコピー商品を売る、アンダーグラウンド路上マーケット。そして、今回初めて見つけた蚤の市(フリーマケット)である。

魚の朝市

ビラ・コミュナーレ(コミュナーレ公園)に面した海岸に有る防波堤の突起部分は、ナポリ市民のささやかな海水浴場であると共に、月曜を除く毎朝10時〜12時の間、漁師が船で運び込んだ新鮮な魚の市が開かれている。4~5月は、形の良い生きたアジ(ムロアジ)を買う事ができたが、秋になると皆小降りのアジで、刺し身には向かないので、最近は購入していなかった。また、他の魚については、新鮮さが取り柄であるが、決して安い訳では無いので、近所の魚屋を利用している。

蚤の市

さて、そろそろアジのサイズも大きく成り始めた頃だろうと、久々に朝市に出かけてみた。日曜と言う性もあってか、海岸通りは歩行者天国で、4人乗り自転車を借りて乗る親子連れで賑わっていた。その途中にナポリでは初めて見かける蚤の市が有った。果たして、これが恒例の物なのかいささかハッキリしないが、ナポリでは、12月に入って人々の年末購買意欲の上昇(どうやらボーナスも出ているらしい)も有って、日曜日でも多くの商店が開いている。更に、ダウンタウン(チェントラーレ)では、有名なプレゼピオの出店が出ているはずで、恐らく歩く事も大変なくらい賑わっているはずである。商店街も、プレゼピオも無い、この当りは、この時期比較的空いている。それなのに、蚤の市とはちょっと解せないが、空いている分、ストレス無く市場を徘徊する事ができた。

基本的に蚤の市とは、販売する側と購入する側の勘違いで成り立っている。売る側の価値判断と、購入する側の価値判断の違いが有って、初めて商品価値が発生する。残念ながら、小生が見る限り、販売側の付けた値段を上回る価値を見いだせる商品は見当たらなかったが、きっと好きな人が見れば、相当お買い得な商品も有るのかも知れない。

ナポリでは珍しく落ち着いて(安心して)見られる場所の市場だった。この辺り(キアイア地区)は、比較的に裕福な住民が多く、雰囲気もEU並みだ。いつもこんな感じなら、散歩もまた楽しい...


古い本から切り取られた図版や、リトグラフ。100年近く前の物も有るようだ。B5サイズ程度で20ユーロくらい。

絵画は、定番

古い食器類も定番

2006年12月3日更新