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ソレント(Sorrento)

5月13・14日の週末に、ソレント1泊旅行に行ってきた。アグリツーリズモと呼ばれるツアーで、農家が経営する民宿に泊り、そこで作られた有機食品を食べて帰ると言うツアーだ。ソレントは、ナポリ湾の南に位置するソレント半島の南側に位置し、ナポリからはベスビオ周遊鉄道と言うローカル線で約1時間の旅である。距離にして40kくらい。東京−八王子程度の移動距離になる。

ソレントの街

ソレントは、ナポリと比べると言うよりは、ヨーロッパの一般的な観光地としてとらえた方が良い。旧市街は歩いて20分ほどで徒破できる。英語やドイツ語が飛び交い、いかにも年金で悠々暮らしている感じの余裕の観光客ばかり。特に危険も無ければ刺激も無いと言った感じである。

絶壁の上に位置する旧市街の周回道路からは、海を望む事ができる。絶壁にへばりついたビーチには、パラソルが並び、若者たちが泳いでいる。


マッサ・ルブランセ(民宿の地)

ソレントの散策、昼食を終えると、民宿の送迎車でマッサ・ルブランセ村に移動となる。送迎車は、友人に頼んでソレント駅まで来てもらった。(もちろん、追加料金となる)海岸沿いに、ソレント半島の先端(南端)に向かい10キロ程で村に入り、数キロ行くと一面レモン畑となる。ちょうど、伊豆半島の絶壁にミカンが植わっているような感じ、なんて言うと興ざめなのだが...(なぜ、日本だと同じような楽しみが無いのだろう。)

民宿は、200年くらいたっていそうな農家で、部屋はホテルと同様、シャワー・トイレが完備されている。海ごしに、カプリ島やイスキア島も望む事ができる。(やっぱ、伊豆から伊豆諸島を見るのと同じ感じ)

サマータイムのせいでやたら日が長いこちらでも、8時を過ぎた辺りに成ると、こんな夕日を見る事ができます。一緒になった、ドイツ人カップルがテラスでしっとりしていたので、その下の駐車場から撮影。

実は、8時になっても未だ夕食は出てきません。イタリアは、食事の時間がやたらに遅い!結局、夕食にありついたのは9時過ぎ、食べ終わったのが10時30分。ホタルが飛んでいました。

夕食のメニューは、レモン・リゾットと手作りソーセージをジャガイモと炒めたもの。パンも自家製。

何と言ってもレモンリゾットはサッパリしていて夏の料理です。レモン(当然有機栽培)の皮を刻み、ライスとバター(又はオリーブオイル)で炒めて、ライスが透明に成ってきたらスープ(コンソメで良い)を入れ(ライスの1.5倍量が基本)煮立つまでかき回して、煮立ったら7分ほどフタをして煮詰めれば出来上がり。今回のツアーの収穫です。

船でナポリへ

ナポリ湾に直線を描いて、そこをビュイーと船で帰れば近いに決まっています。と言う事で、帰路はソレントからジェットボートで30分と言うことになりました。(これも、伊豆の話しに置き換えられそう。結局、週末熱海一泊ツァーなのか?)