ピエロー作成の標本
ヒシ(MAKS0427


ピエロー(Jacques Pierot、1812-1841)は、オランダ帰国後のシーボルトが当時の王立標本館館長であったブルーメ(Carl Ludwig Blume、1796-1862)と共同で日本に派遣しようとしたオランダ医師です。ジャワのバイテンゾルフ植物園に勤務した後、日本に向かう途中客死したので、実際には日本に来ませんでした。それにもかかわらず、シーボルトコレクション中に多数の標本が遺されています。

断言はできませんが、これらの標本はビュルガーが個人的に作成していた標本で、ピエローがそれらをジャワにいる時に購入したと考えられます。

牧野シーボルトコレクション中にはたった1 枚(MAKS0427)ですが、ヒシの標本があります。


著作権:牧野標本館、2004